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レースラベンダーが枯れる原因と復活方法|枯らさない育て方を徹底解説

結論ですが、大切に育てていたレースラベンダーが枯れてしまい困っている人は、まず水やりや日当たりを見直しましょう。

なぜなら、レースラベンダーは水切れや過湿に弱く、適切な環境でないとすぐに弱ってしまうから。

それ以外の場合は、病害虫や根詰まりが原因である場合がほとんど。

レースラベンダーはデリケートな植物なんです。

この記事を読むと、レースラベンダーが枯れる原因の特定から復活方法、今後の育て方まで全てわかります。

レースラベンダーが枯れる原因を徹底解剖

萎れるレースラベンダー

レースラベンダーは育て方によっては枯れやすい植物とされています。

特に湿気に敏感であるため、過剰な水やりや湿度の高い環境では根腐れを起こしやすく枯れる原因となることがあります。

レースラベンダーが枯れる原因をくわしく見ていきましょう。

レースラベンダーが枯れる原因:水やり、日当たり、土壌

レースラベンダーは、デリケートな植物なので、水やり、日当たり、土壌のバランスが崩れると、すぐに枯れてしまうことがあります。

水やり:

  • 水不足: 表面の土が乾いているにも関わらず水やりを怠ると、レースラベンダーは乾燥して枯れてしまいます。特に、夏場は水切れを起こしやすいので注意が必要です。
  • 過湿: 逆に、水のやりすぎも禁物。常に土が湿った状態だと、根が呼吸できなくなり根腐れを起こして枯れてしまいます。
  • 水やりのタイミング: 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えるのが基本です。ただし、冬場は水やりの頻度を減らしましょう。

日当たり:

  • 日照不足: レースラベンダーは日光を好む植物です。日当たりの悪い場所で育てると、生育が悪くなり、葉が黄色くなったり徒長(間延び)して最終的には枯れてしまうこともあります。
  • 直射日光: 夏場の強すぎる直射日光も葉焼けの原因になります。午前中の優しい日差しが当たる場所が最適です。
  • 置き場所の注意点: レースラベンダーを室内で育てる場合は、できるだけ明るい窓辺に置きましょう。どれだけ日当たりを確保できるかがポイントですね。

土壌:

  • 水はけの悪い土: 水はけの悪い土は過湿状態を引き起こし、根腐れの原因になります。
  • 適さない土の種類: 保水性の高い土や粘土質の土はレースラベンダーには適していません。水はけの良い土を選びましょう。
  • 鉢植えの場合: 市販のハーブ用培養土や、赤玉土と腐葉土を混ぜたものがおすすめです。

レースラベンダーが枯れる原因:肥料、病害虫、環境

水やり、日当たり、土壌以外にも、肥料、病害虫、環境もレースラベンダーの生育に大きく影響します。

肥料:

肥料過多: 肥料の与えすぎは、根を傷めて枯れる原因になります。

  • 肥料不足: 肥料が足りないと、生育不良になり葉の色が悪くなったり、花付きが悪くなります。
  • 与える時期と種類: 生育期には緩効性の化成肥料を規定量与えましょう。開花期にはリン酸分の多い肥料を与えると良いですね。

病害虫:

  • 発生しやすい病害虫の種類: アブラムシやハダニなどの害虫や、うどんこ病などの病気が発生することがあります。
  • 対策: 病害虫を見つけたら、早めに薬剤を散布するか取り除くなどして対処しましょう。
  • 予防: 風通しの良い場所に置き、定期的に葉の裏側もチェックして早期発見に努めましょう。

環境:

  • 寒さ: レースラベンダーは寒さに比較的強いですが、霜や凍結には弱いので注意が必要です。
  • 暑さ: 高温多湿も苦手です。夏場は涼しい場所に移すか、風通しを良くするなどの対策をしましょう。
  • 風通し: 風通しが悪いと、病害虫が発生しやすくなります。
  • 環境変化の影響: 急な環境変化もストレスになり、枯れる原因になります。

枯れる時期と枯れるサイン

レースラベンダーが枯れやすい時期や枯れる前に見られる初期症状を知っておくことで、早期に対処できるようになります。

枯れやすい時期:

  • 梅雨時期: 過湿になりやすく、根腐れを起こしやすい時期です。
  • 真夏: 高温多湿で株が弱りやすく、水切れもしやすい時期です。
  • 真冬: 霜や凍結で株が傷みやすい時期です。

枯れるサイン:

  • 葉が茶色くなる: 水不足や根腐れ、病気の可能性があります。
  • 茎が乾燥する: 水不足の可能性が高いです。
  • 葉が黄色くなる: 日照不足や肥料不足、または過多の可能性があります。
  • 全体的に元気がない: 根に問題があるか、環境が合っていない可能性があります。

レースラベンダーの枯れを判断する方法

レースラベンダーの枯れた状態と、まだ復活できる状態を見極めるのは大切です。以下のポイントを参考に判断しましょう。

完全に枯れた状態:

  • 茎や枝が完全に乾燥し、パリパリに折れる
  • 葉が全て落ちて、全く生きていない
  • 根が完全に腐り、黒ずんでいる

復活の可能性がある状態:

  • 茎や枝が一部緑色を帯びている
  • 葉が一部残っている
  • 根が完全に腐っていない
  • 成長点(新芽)がある

枯れたレースラベンダーを復活させる方法と、枯らさない育て方

復活したレースラベンダー

枯れてしまったレースラベンダーでも、諦めずに適切な対処をすれば、復活させられる可能性は十分にあります。ここでは、具体的な復活方法と、今後の育て方について解説します。

レースラベンダーを復活させたい!試すべき具体的な対処法

レースラベンダーの復活方法は、枯れた原因によって異なります。以下の表を参考に、原因に応じた対処法を試してみましょう。

原因対処法
水不足鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをする。葉水も効果的です。
過湿風通しの良い場所に移動させ土が乾くまで水やりを控える。必要であれば新しい土に植え替える。
日照不足日当たりの良い場所に移動させる。室内であれば窓辺に置く。
肥料過多水やりで肥料成分を洗い流す。しばらく肥料を与えずに様子を見る。
病害虫発生している病害虫の種類に応じた薬剤を散布する。またはピンセットなどで取り除く。
根詰まり一回り大きい鉢に植え替える。古い根を取り除き新しい土で植え付ける。
寒さ霜や凍結から守るため室内に入れるかマルチングをする。
環境の変化急な環境変化は避ける。できるだけレースラベンダーにとって過ごしやすい環境に置く。

レースラベンダーの基本的な育て方

先にも述べたとおり、レースラベンダーは育て方によっては枯れやすいデリケートな植物です。レースラベンダーを枯らさないためには、基本的な育て方をしっかり守りましょう。

水やりのコツ:

  • 土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えるのが基本。
  • 水やりの時間帯は気温が低い朝か夕方がおすすめです。
  • 夏場は乾燥しやすいので水やりの頻度を増やしましょう。
  • 冬場は生育が緩やかになるので水やりは控えめにしましょう。

土:

  • 水はけの良い土を選びましょう。市販のハーブ用培養土がおすすめです。
  • 自分で配合する場合は赤玉土と腐葉土を混ぜると良いでしょう。

肥料:

  • 生育期には緩効性の化成肥料を規定量与えましょう。
  • 開花期にはリン酸分の多い液体肥料を与えると花付きが良くなります。

日当たり:

  • 日当たりの良い場所で育てましょう。
  • 夏場の強い直射日光は避けましょう。
  • 半日陰でも育ちますが、できるだけ日当たりの良い場所がおすすめです。

レースラベンダーの剪定と切り戻しのコツ

レースラベンダーの剪定と切り戻しは、植物の健康を保ち、美しい花を咲かせるために非常に重要です。最初は勇気がいりますが、花のためにおもいきって剪定しましょう。

剪定・切り戻しの目的:

  • 風通しを良くし湿気を防ぐことで根腐れや病気のリスクを減少
  • 植物の形を整え、見た目を美しく保持
  • 不要な枝を剪定することで残った枝に栄養が集中し花の質が向上

剪定・切り戻しの時期:

  • 春(3月): 新しい成長を促すために古い枝や混み合った部分を剪定。
  • 初夏(5月下旬~7月上旬): 花が咲いた後に切り戻しを行い株の健康を保持。この時期に約3分の1の長さに切ることが一般的。
  • 秋(9月): 夏の成長を整えるために再度剪定。
  • 冬(12月): 冬越しに向けて必要に応じて剪定。

剪定・切り戻しの方法:

  • 間引き剪定
    • 目的: 増えた茎を根元から切り取り数を減らすこと。
    • 方法: 伸びすぎた茎や込み合った部分の茎を切除。特に梅雨時期には全体の3分の1から2分の1程度の茎を減らすことを推奨。
  • 切り戻し
    • 目的: 伸びすぎた茎を短くし風通しを良くすること。
    • 方法: 梅雨時期に全体の茎の長さを約3分の1に切り戻しする。まず全体の樹形を確認し飛び出ている部分を調整。

具体的な手順

  1. 道具の準備: 剪定ばさみや植木ばさみを用意します。清潔な道具を使うことで病気の感染を防ぎます。
  2. 切る位置の選定: 新芽の上で切ることを意識し、混み合った枝や枯れた枝を優先的に取り除きます。
  3. 全体の形を確認: 剪定後は全体の形を確認しドーム型になるように整えます。これにより、すべての枝に日が当たりやすくなります。
  4. 枯れた枝や、混み合っている枝を根元から切り落とす
  5. 株全体のバランスを見ながら、形を整えるように剪定する
  6. 葉の付け根から数センチ上で切り戻す(新芽が出やすい場所)

レースラベンダーの夏越しと冬越しのコツ

夏のレースラベンダー

レースラベンダーは夏と冬の管理が重要です。夏は暑さ対策、冬は寒さ対策をしっかり行いましょう。

夏越しの方法:

  • 直射日光を避け、風通しの良い場所に移動させる。
  • 水やりは、朝か夕方の涼しい時間帯に行う。
  • 高温多湿にならないように注意する。
  • 鉢植えの場合は、風通しの良い場所に移動させるか、すのこなどを敷いて地面との間に空間を作る。

冬越しの方法:

  • 地植えの場合は、霜や凍結を防ぐために株元をマルチングする。腐葉土やワラなどがおすすめです。
  • 鉢植えの場合は、霜の当たらない軒下や室内に移動させる。室内での冬越しは、日当たりの良い窓辺に置く。
  • 水やりは控えめに。
  • 寒冷地では、室内に取り込むのがベター。

花が終わったらすること

レースラベンダーの花が終わったらどうすれば良いか悩む方もいるでしょう。花が終わったら、そのままにせずに適切な管理を行いましょう。

  • 花が終わった花茎は、切り戻しする。
  • 株全体を軽く剪定し、形を整える。
  • 肥料を与え、株の体力を回復させる。

レースラベンダーの増やし方:挿し芽の方法

レースラベンダーは、挿し芽で簡単に増やすことができます。

挿し芽に適した時期:春(5月~6月)または秋(9月~10月)

挿し芽の方法:

  1. 元気な枝を5~10cm程度に切り取る
  2. 下葉を取り除く
  3. 切り口を斜めにカットする
  4. 挿し芽用の土に挿す
  5. 乾燥させないように管理する
  6. 1ヶ月程度で発根します

注意点:

  • 挿し芽をする際は、清潔なハサミを使用
  • 直射日光を避け、明るい日陰で管理
  • 水切れに注意

レースラベンダーを病気や害虫から守る方法

レースラベンダーは湿気に弱く、病気や害虫の影響を受けやすい植物です。そのため、レースラベンダーを健康に育てるためには、病気や害虫の予防が大切になります。

発生しやすい病害虫の種類:

  • アブラムシ
  • ハダニ
  • うどんこ病
  • 灰色かび病

対策:

  • 病害虫を見つけたら早めに薬剤を散布するか、取り除く。
  • アブラムシの天敵であるテントウムシを利用。
  • 風通しの良い場所に置き、定期的に葉の裏側もチェックして早期発見に努める。
  • 予防として、殺虫剤や殺菌剤を定期的に散布することも効果的。

まとめ

レースラベンダー

レースラベンダーが枯れる主な原因はおもに以下のとおりです。

  • 水やりの過不足
  • 日当たり不足
  • 水はけの悪い土壌
  • 肥料管理のミス
  • 病害虫
  • 環境変化

レースラベンダーはデリケートな植物です。葉が茶色くなる、茎が乾燥するなどの初期サインを見逃さず、状態を正しく判断し、適切に対応しましょう。

また、枯れた場合は水やりの見直しや土の改善、剪定を行い、適切な管理で復活の可能性も高まります。

日頃から正しい育て方を実践し、夏越し・冬越しのポイントを押さえることで、健康に育てることが可能です。挿し芽や病害虫対策も取り入れ、長く美しい花を楽しみましょう。


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