「おしゃれな多肉植物を、憧れの庭に植えてみたい!」
「でも、庭に植えてはいけない多肉植物があるって本当?」
「失敗して後悔しないために、どんな点に注意すればいいの?」
手がかからず見た目も可愛い多肉植物は魅力的ですよね。しかし、一部の多肉植物は、庭に直接植える(地植え)には注意が必要です。
この記事では、なぜ「庭に植えてはいけない」と言われる多肉植物があるのか、その主な理由と具体的な注意点を解説します。

庭に植えてはいけない多肉植物とその理由

この章では、多肉植物を庭に植えてはいけない理由を以下のポイントで解説します。
この章でわかること
- 増えすぎて手に負えない!驚異の繁殖力【セダムなどグランドカバー注意】
- 日本の気候が苦手?高温多湿と根腐れリスク【雨ざらし管理法】
- 寒さに弱く冬越しできない品種も【失敗しない冬越し対策】
- 庭に地植えすると後悔する可能性のある多肉植物【要注意リスト】
- 地植え失敗談から学ぶ!よくあるトラブルと回避策
増えすぎて手に負えない!驚異の繁殖力【セダムなどグランドカバー注意】

庭に植えてはいけないと言われる最も大きな理由の一つが、一部の多肉植物が持つ「驚異的な繁殖力」です。可愛らしい見た目に反して想像を超えるスピードで増殖し、庭全体を覆い尽くしてしまう可能性があります。
特にセダム属の一部などに見られる性質ですが、地面に落ちた葉や、ちぎれた茎からでも簡単に根付き、新たな株として成長します。また、地下茎やランナー(地面を這うように伸びる茎)を伸ばして広範囲に広がる種類もあり、一度庭に定着すると完全に除去するのが困難になる場合があります。
「庭のグランドカバーのつもりでセダムの一種を植えたら、あっという間に庭中に広がり、芝生や大切に育てていた他の花のエリアまで侵食してしまった」
「コンクリートのわずかな隙間からも生えてきて、抜いても抜いてもキリがない」
といったケースは、残念ながら少なくありません。
増えすぎて手に負えない事態を避けるためにも、庭に植える前には必ずその品種の性質、特に繁殖力について調べることが重要です。園芸店で「グランドカバーにおすすめ」と表示されていても、ご自身の庭の広さや管理できる範囲に合っているか、慎重に検討しましょう。
日本の気候が苦手?高温多湿と根腐れリスク【雨ざらし管理法】

多くの多肉植物の原産地は雨が少なく乾燥した地域です。そのため、日本の特徴である夏の高温多湿や梅雨時期の長雨は多肉植物にとって過酷な環境となり、根腐れや病気を引き起こす大きな原因となります。これも庭に植えてはいけない、あるいは注意が必要な理由です。
土壌が常に湿った状態にあると、根が酸素を取り込みにくくなり腐りやすくなります(根腐れ)。また、湿度と温度が高い環境はカビや細菌が繁殖しやすく、多肉植物が病気にかかるリスクを高めます。特に風通しの悪い場所に地植えすると、株が蒸れてしまい、これらの問題はさらに深刻になります。雨ざらしの環境も品種によっては過湿の原因となり得ます。
「梅雨の長雨で楽しみにしていたエケベリアが根本からブヨブヨになって溶けてしまった」
「夏場に雨が続いた後、葉に黒いシミのようなものができて、どんどん広がってしまった(黒斑病など)」
といった失敗は、多肉植物の地植えではよく聞かれる悩みです。
庭に地植えする場合は、できる限り水はけと風通しの良い場所を選定し、必要であれば土壌改良を行うことが根腐れ防止の鍵となります。品種によっては、雨が直接当たりにくい軒下を選ぶ、雨の多い時期だけ一時的に雨よけをするなどの雨ざらし管理の工夫も検討しましょう。
寒さに弱く冬越しできない品種も【失敗しない冬越し対策】

多肉植物には様々な種類がありますが、中には寒さに非常に弱い品種も多く存在します。日本の冬、特に氷点下になる地域や頻繁に霜が降りる環境では、耐寒性の低い品種を庭に植えたままにしておくと冬越しできずに枯れてしまう可能性が高いです。
多肉植物は葉や茎の内部に多くの水分を蓄えています。気温が氷点下になると、この細胞内の水分が凍結し、細胞組織が破壊されてしまいます。また、霜が降りると植物の表面が凍りつき、同様にダメージを与えます。原産地が温暖な地域の品種ほど、このような低温に対する耐性が低い傾向があります。
例えば、人気の高いエケベリア属の多くや冬型の多肉植物として知られるアエオニウム属、花が美しいカランコエ属などは、一般的に寒さにあまり強くありません(品種によります)。
「春にきれいに咲いていたのに、冬の寒波一発でダメになってしまった」
「霜よけをしなかったら、葉がぶよぶよになって枯れてしまった」
という経験を持つ方もいます。
庭に多肉植物を植える際は、必ずその品種の「耐寒性」(何度まで耐えられるか)を確認することが冬越し失敗を防ぐために不可欠です。住んでいる地域の冬の最低気温を考慮し、地植えに適しているか、あるいは防寒対策が必要かを判断しましょう。失敗しない冬越し対策については、後の章でも詳しく解説します。
庭に地植えすると後悔する可能性のある多肉植物【要注意リスト】
具体的にどのような品種が庭への地植えに注意が必要なのでしょうか。ここでは、特に「増えすぎる」「寒さに弱い」などの理由から、庭に植えると後悔する可能性がある代表的な多肉植物をリストアップして紹介します。
これらの品種は、その特性を理解せずに安易に地植えすると管理が大変になったり、枯らしてしまったりするリスクが高いものです。もちろん、環境や管理方法によってはうまく育つ場合もありますが、特に初心者の方は注意が必要です。
庭への地植えに注意が必要な多肉植物リスト(一例)
カテゴリ | 品種例 | 主な注意点 |
---|---|---|
特に増えやすい | マルバマンネングサ、ツルマンネングサ | 非常に繁殖力が強く、駆除困難になる可能性。グランドカバーには要注意。 |
子持ち蓮華 | ランナーで爆発的に増える。管理しないと広がりすぎる。 | |
朧月(おぼろづき)、秋麗(しゅうれい) | 非常に丈夫で増えやすい。意図しない場所に広がることも。 | |
寒さに弱い | エケベリア属(多くの品種) | 最低でも0℃~5℃程度の耐寒性。霜に弱い。夏の蒸れにも注意。 |
アエオニウム属 | 寒さ、夏の高温多湿に弱い。 | |
カランコエ属(特に花を楽しむタイプ) | 寒さに非常に弱い(最低5℃~10℃)。 | |
グリーンネックレス | 寒さ、夏の蒸れに弱い。 | |
その他 | アガベ(大型種の一部) | 最終的に非常に大きくなる。植栽スペース、トゲに注意。 |
このリストにあるからといって、絶対に庭に植えてはいけないわけではありません。しかし、これらの品種を地植えする場合は、そのリスクを十分に理解し、対策を講じることが重要です。購入する際には必ず品種名を確認し、その特性(繁殖力、耐寒性、最終的な大きさなど)を店員さんに聞いたり、自分で調べたりする習慣をつけましょう。
地植え失敗談から学ぶ!よくあるトラブルと回避策

多肉植物の地植えで起こりがちな失敗を知っておくことは、同じ過ちを繰り返さないために非常に有効です。ここでは、よくあるトラブルとその原因、そしてそれを回避するための対策を解説します。
多くの失敗は、品種の特性や適切な管理方法を知らなかったこと、あるいは事前の準備不足が原因で起こります。「知っていれば防げたのに…」というケースが少なくありません。
多肉植物の地植え よくあるトラブルと回避策
トラブル①:増えすぎて庭が占領された!
- 原因:繁殖力が非常に強い品種とは知らずに植えてしまった。
- 回避策: 植える前に品種の繁殖特性を調べる。繁殖力が強い品種は植えない、またはレンガや仕切り板などで植栽範囲を限定する。心配な場合は鉢植えで管理する。
トラブル②:梅雨や夏に根腐れして枯れた!
- 原因:水はけの悪い場所に植えた、風通しが悪く蒸れてしまった。
- 回避策:水はけの良い場所を選ぶ。土壌改良(軽石や砂を混ぜるなど)をしっかり行う。風通しを確保する。品種によっては軒下など雨が直接当たらない場所を選ぶ。
トラブル③:冬の寒さで枯れてしまった!
- 原因:植えた品種の耐寒性を確認していなかった。適切な防寒対策をしなかった。
- 回避策:植える前に耐寒温度を確認し、自分の地域の気候に合う品種を選ぶ。必要に応じてマルチングや不織布で防寒する。耐寒性が低い品種は鉢上げして室内などで管理する。
トラブル④:他の植物の生育が悪くなった!
- 原因:多肉植物が広がりすぎて、他の植物の日光や養分を奪ってしまった。
- 回避策:植え付け前に庭全体のレイアウトを計画する。他の植物との距離を適切にとる。繁殖力が強い品種は避けるか、エリアを区切る。
これらの失敗談は決して他人事ではなく、特にガーデニング初心者の方は事前の情報収集と準備を怠らないようにしましょう。
失敗しない!庭で多肉植物を楽しむ方法とおしゃれなアイデア

この章では、地植えに適した品種の紹介から、成功のためのステップ、さらには地植え以外の楽しみ方まで、庭で多肉植物を楽しむための前向きな情報とアイデアを紹介します。
この章でわかること
- 庭に植えられる!地植えできるおすすめの多肉植物を紹介
- おしゃれな庭を作る!地植え成功のための5つのステップ【土の配合・管理法】
- 初心者でも簡単!多肉植物を使ったおしゃれな花壇レイアウト例
- 地植え以外の楽しみ方!鉢植えや寄せ植えの魅力とコツ
- 【Q&A】多肉植物の地植えに関するよくある疑問を解決
- 庭に植えてはいけない多肉植物を知って、安心しておしゃれな庭づくりを
庭に植えられる!地植えできるおすすめの多肉植物を紹介
ここでは、比較的日本の気候に適応し管理もしやすいため、庭への地植えに向いているおすすめの多肉植物を紹介します。これらの品種は、一般的に耐寒性や耐暑性がある程度あり、病害虫にも比較的強く、また、爆発的に増えすぎない(または管理可能な範囲で増える)ため、初心者の方でも挑戦しやすいのが特徴です。
庭植えにおすすめの多肉植物例
属/種類 | 特徴 | おすすめポイント |
センペルビウム属 | ・耐寒性が非常に高い(-15℃以下も可) ・多様な品種があり、ロゼット状の形が美しい ・子株で増えるが管理しやすい | ・ロックガーデンや花壇の縁取りに最適 ・手間がかからない |
セダム属(おとなしい品種) | ・ヒスパニクム、コーラルカーペット、ドラゴンズブラッドなど ・繁殖力が穏やかで管理しやすい品種を選ぶのがポイント ・紅葉するものも多い | ・グランドカバーや寄せ植えの隙間埋めに |
アガベ・ユッカ属(小型~中型種) | ・乾燥・暑さに非常に強い ・耐寒性のある品種も多い ・シャープなフォルムがおしゃれ | ・ドライガーデンやモダンな庭のアクセントに ・存在感がある |
デロスペルマ属(耐寒マツバギク) | ・耐寒性 ・耐乾性が非常に高い ・春から秋に鮮やかな花を咲かせる | ・グランドカバーや斜面の彩りに |
これらはあくまで一部の例であり、大切なのは、自分の庭の日当たり、水はけ、住んでいる地域の気候などを考慮して最適な品種を選ぶことです。ぜひ、お気に入りの一株を見つけてください。
おしゃれな庭を作る!地植え成功のための5つのステップ【土の配合・管理法】
ここでは、多肉植物の地植えし、おしゃれな庭を作るための重要な5つのステップを、土の配合や管理法も含めて具体的に解説します。これらのステップを丁寧に行うことで、根腐れや生育不良のリスクを大幅に減らし、多肉植物が元気に育つための最適な環境を整えることが可能です。
地植え成功のための5ステップ
- ステップ①:ベストな場所を選ぶ
- ポイント:日当たり(最低4~5時間、できれば午前中)風通し、水はけの良い場所を選ぶ。雨が直接当たりにくい軒下なども検討。一日観察して環境を確認する。
- ステップ②:土壌を改良する【重要】
- ポイント:日本の庭土は水はけが悪いことが多いので、植える場所の土を掘り上げ、軽石(小粒)、鹿沼土(小粒)、川砂などを2~4割程度混ぜ込み、水はけと通気性を良くする。
- 土の配合例:掘り上げた庭土:6~7割 + 軽石・鹿沼土など:3~4割
- ステップ③:適切な時期に植え付ける
- ポイント:生育期である春(3~5月)か秋(9~10月)に植え付けるのが最適。根を傷つけないように優しく扱い、深植えにならないように注意する。
- ステップ④:水やり・肥料の管理法
- ポイント:植え付け直後の水やりは控えるか、ごく少量に。その後は土が完全に乾いてからたっぷりと与える(乾燥気味に管理)。肥料は基本的に不要か、与える場合はごく少量を生育期に。
- ステップ⑤:病害虫対策と日々の観察
- ポイント:風通しを良く保ち、蒸れを防ぐ。定期的に株の状態を観察し、カイガラムシやアブラムシ、病気の兆候がないかチェックする。早期発見・早期対処が重要。
特に「ステップ②:土壌改良」は地植えの成否を左右する非常に重要な工程です。少し手間がかかりますが、ここをしっかり行うことで後の管理が格段に楽になります。焦らず、一つ一つのステップを丁寧に進めて、理想の多肉植物ガーデンを作り上げましょう。
初心者でも簡単!多肉植物を使ったおしゃれな花壇レイアウト例
多肉植物をただ植えるだけでなく、レイアウトを工夫することで庭はもっとおしゃれで魅力的な空間になります。ここでは、ガーデニング初心者の方でも挑戦しやすい、多肉植物を使った花壇レイアウトのアイデアをいくつか紹介します。
ロックガーデン風

大小の石を配置し、その隙間にセンペルビウムや小型セダムなどを植え込む。化粧砂利を敷くと雰囲気がアップ。乾燥に強い多肉植物と相性抜群。
エリア分け・レイズドベッド

レンガや石、木材などで花壇の中に仕切りを作り、多肉植物専用のエリアを設ける。少し土を盛って高くする(レイズドベッド)と水はけがさらに良くなり、見た目にもメリハリが出る。
縁取り(エッジング)

花壇の手前や通路脇に、背丈の低いセダム(コーラルカーペットなど)やセンペルビウムなどを帯状に植える。花壇全体を引き締め、おしゃれなアクセントになる。
ポイント植え(フォーカルポイント)

花壇の中に、やや大きめで形の面白い多肉植物(小型のアガベやユッカなど)を単独または少数で植え、視線を集めるポイントを作る。
他の植物との組み合わせ

乾燥に強いハーブ(タイム、セージなど)やグラス類など、生育環境の好みが似ている植物と組み合わせるとナチュラルで変化のある景観が作れる。
地植え以外の楽しみ方!鉢植えや寄せ植えの魅力とコツ

「地植えはやっぱり少しハードルが高いかも…」と感じる方やマンション住まいの方でも、多肉植物を楽しむ方法はたくさんあります。ここでは、特に人気の高い「鉢植え」と「寄せ植え」の魅力と、上手に楽しむためのコツを紹介します。
鉢植えや寄せ植えは、場所を選ばず管理が比較的容易でデザインの自由度も高いのが魅力です。地植えが難しい品種や、初心者の方が多肉植物に親しむ第一歩としても最適です。
鉢植えと寄せ植えの魅力とコツを表にまとめました。
項目 | 鉢植え | 寄せ植え |
魅力 | ・置き場所を自由に移動できる(季節・天候対応) ・種類ごとに最適な土を使える ・水やり管理がしやすい ・インテリアとしても楽しめる | ・様々な種類を組み合わせて華やかなアレンジが作れる ・作る過程も楽しい ・贈り物にも適している |
コツ | ・水はけの良い多肉植物用の土を使う ・鉢底石を入れる ・鉢のデザインにこだわる(素焼き、テラコッタ、リメイク缶など) ・1~2年に一度の植え替えを検討(根詰まり防止) | ・生育環境の好みが似ている品種を選ぶ ・背の高い/低い/垂れ下がる品種を組み合わせ立体感を出す ・色のバランスを考える ・詰め込みすぎず風通しを意識する |
まずは小さな鉢植えから始めて多肉植物の扱いに慣れていくのも良い方法です。慣れてきたら、ぜひ寄せ植えにも挑戦してみてください。自分の手で作り上げた寄せ植えは愛着もひとしおですよ。
【Q&A】多肉植物の地植えに関するよくある疑問を解決

多肉植物の地植えに関して多くの方が抱く疑問や不安にQ&A形式でお答えします。これを読めば、さらに安心して庭づくりに取り組めるはずです。
Q.雨ざらしは絶対にダメですか?
A.品種や環境によります。センペルビウムなど比較的雨に強い品種もありますが、多くの多肉植物は長雨や過湿を嫌います。水はけの良い土壌にし、可能であれば軒下など直接雨が当たりにくい場所を選ぶのが無難です。梅雨時期などは一時的な雨よけも有効です。
Q.地植えの場合、肥料は必要ですか?
A.基本的に多肉植物はあまり多くの肥料を必要としません。地植えの場合、庭土に含まれる養分で十分なことが多いです。もし与える場合は、生育期(春や秋)に、ごく薄めた液体肥料を少量、または緩効性の固形肥料をごく少量与える程度にします。与えすぎは徒長(間延び)や根腐れの原因になります。
Q.地植えした多肉植物も植え替えは必要ですか?
A.鉢植えほど頻繁ではありませんが、地植えでも数年に一度、株が密集しすぎたり土壌環境が悪化したりした場合には、植え替え(株分けや土壌改良を含む)が必要になることがあります。株の状態をよく観察し、必要に応じて行いましょう。
Q.増えすぎた場合はどうすればいいですか?
A.定期的に間引いたり伸びすぎた部分をカットしたりして、広がりをコントロールします。カットした茎や葉は別の場所で増やしたり寄せ植えに使ったりできます。手に負えなくなる前に、早めに対処することが重要です。
ここに挙げた以外にも疑問点があれば、園芸店の方に質問したり書籍で調べたりしてみましょう。知識を深めることが、ガーデニングの楽しさをさらに広げてくれます。
庭に植えてはいけない多肉植物を知って、安心しておしゃれな庭づくりを
この記事では「庭に植えてはいけない多肉植物」をテーマに、その理由、注意すべき品種、地植えを成功させるためのポイント、そして地植え以外の楽しみ方まで幅広く解説してきました。
「庭に植えてはいけない」という情報は、決して多肉植物を庭で楽しむことを否定するものではありません。むしろ、その理由と対策を正しく理解することで、失敗や後悔のリスクを避け、より安心して、そして計画的に庭づくりを進めるための重要な知識となります。
この記事のポイントまとめ
- 庭に植えてはいけない主な理由
- 驚異的な繁殖力で増えすぎる
- 日本の高温多湿な気候との相性が悪い(根腐れリスク)
- 耐寒性が低く冬越しが難しい
- 特に注意が必要な品種例
- セダムの一部(マルバマンネングサ など)
- 子持ち蓮華
- 耐寒性の低いエケベリア など
- 地植えを成功させるための鍵
- 適切な場所選び(日当たり・風通し・水はけが良い場所)
- 土壌改良をしっかり行う
- 適切な時期に植え付け、正しく管理する
- 品種に合わせて雨対策や冬越し対策を行う
- 庭植えに適した品種も多数
- センペルビウム
- おとなしい性質のセダム
- アガベやユッカ
- デロスペルマ など
- 地植え以外の楽しみ方
- 管理がしやすい「鉢植え」
- デザインを楽しめる「寄せ植え」
多肉植物は、そのユニークな形と育てやすさから大変人気の植物です。この記事を参考にして「植えてはいけないかもしれない」という漠然とした不安を取り除き、自信を持って庭に多肉植物を取り入れてください。
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